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設計士になるには?知っておきたい設計士の資格やキャリアの進め方を解説【コラム】

建築物の設計に携わる「設計士」。設計士になるために資格取得は必須ではありませんが、資格を持たない状態では担える役割が限定されてしまうことをご存じでしたか?

今回は、設計領域での活躍の幅を広げるために取得しておきたい資格について解説。さらに資格や実務経験を活かした設計士のキャリアの選択肢を、実例をもとにご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

設計士になるために必要な資格とは?

国家資格である建築士とは異なり、「設計士」には固有の資格が存在する訳ではありません。そのため、設計士を名乗るのに、資格取得などの制約はありません。

しかし、資格を持たない設計士が担えるのは、①延べ面積100平方メートル未満の木造建築物の設計 ②建築士の補助業務 の2つだけ。「建築物の設計」という領域で活躍の場を広げるには、次に紹介する資格の取得が必要です。

一級建築士

建築士資格を取得すると、建築物の設計はもちろんのこと、工事監理や指導監督、行政手続き代行などまでも担当できます。

なかでも一級建築士は、扱える建築物に制限がなく、競技施設や学校、病院など規模の大きな建築物の設計や工事監理にも携われるのが特徴です。

一級建築士の受験資格は、大学・短期大学・高等専門学校において規定の科目または課程を修了し卒業する(※)か、二級建築士や建築設備士の資格を取得することによって、国家試験の受験資格が得られます。

※入学年によって要件が異なります。

(参照:建築技術教育普及センター 一級建築士試験>「受験資格」)

令和2年に建築士法が改正されるまでは、受験資格で「実務経験」が求められていたことから、ハウスメーカーや建設会社などで働き、実務経験を積みながら取得を目指す方も多い資格です。

【建築コラム】二級建築士と一級建築士の違いとは?仕事内容や求められる役割を解説 >

二級建築士

二級建築士も一級建築士と同様に「建築のプロ」として、建築・構造・設備に対する専門知識を持って建築物の設計や工事監理を請け負います。ただし二級建築士の場合は扱える建築物が「高さ13m、軒高9mを超えないもの」「延べ面積が1000㎡以下のもの」と定められているため、主に戸建て住宅などを扱います。

二級建築士の受験資格は、大学・短期大学・高等専門学校・高等学校・中等教育学校において規定の科目または課程を修了し卒業する(※)か、建築設備士の資格を取得する、もしくは7年以上の実務経験を積むことで、国家試験の受験資格が得られます。

※入学年によって要件が異なります。

(参照:建築技術教育普及センター 二級建築士試験>「受験資格」)

アイダ設計の中途採用では、設計士の応募資格について「二級建築士」の取得を必須としています。新卒採用は、資格取得が必須ではないため、入社後に取得を目指す方も多くいらっしゃいます。

設計士ー中途採用情報 >

新卒採用情報 >

木造建築士

木造建築士は、「階数2階建て以下、延べ床面積300㎡以下」の木造建築物を扱える資格です。3種類ある建築士資格の中で扱える建築物の範囲は最も狭くなりますが、木造建築物に対する知識の専門性の高さが特徴です。

また受験資格は二級建築士と同様に、大学・短期大学・高等専門学校・高等学校・中等教育学校において規定の科目または課程を修了し卒業する(※)か、建築設備士の資格を取得する、もしくは7年以上の実務経験を積むことで、国家試験の受験資格が得られます。

※入学年によって要件が異なります。

(参照:建築技術教育普及センター 二級建築士試験>「受験資格」)

設計士のキャリア選択

続いて設計士のキャリアの描き方について、アイダ設計での例をもとにご紹介します。

ハウスメーカーなどへ設計士として就職

建築系の学科や専門学校を卒業したのち、ハウスメーカーや設計事務所、建設会社などに設計士として就職し、実務経験を積みます。

二級建築士の資格を保有している場合、図面作成から見積り作成、メーカー・検査機関などとのやりとり、営業担当や施主との打ち合わせまで、多岐にわたる業務を担当します。

就職先によってプロジェクト規模や裁量の大きさが異なるほか、施主と対話しながら設計を進める場合や、営業担当のヒアリング内容をもとに設計する場合など仕事の進め方もさまざまです。

【設計部での一日の仕事の流れ】渡邉翔 >

設計部門のマネジメント

設計士としての実務経験を積んだ先では、設計部門のマネジメントを担う立場にステップアップする選択肢があります。

部門メンバーの育成や部下の設計プランの確認を行ったり、設計領域の教育を担当したり。また業務フローの見直しを行い生産性や品質の向上に向けた取り組みを主導するなど、社内外へより視点を広げた取り組みが求められるようになります。

経験・ノウハウを活かし商品開発も

設計業務からのステップアップは、マネジメントのみにとどまりません。設計の現場で身につけた知見を活かして、「商品開発」に取り組む選択肢も。

アイダ設計では、設計部門で経験を積んだ社員が商品開発部署で「分譲住宅や建築家の先生とコラボレーションした住宅、新たに出店するモデルハウスの設計」「新商品の企画開発」などに携われるキャリアパスも設けています。

【商品開発での一日の仕事の流れ】中川照博 >

設計士になるなら!豊かな住まいづくりのアイダ設計

初めは「設計事務所」として創立されたアイダ設計は、住宅づくりの根幹を担う設計に力を入れてきました。個人のお客様の人生に一度の買い物に責任を持ち、“より良い家” をご提供することに加え、今後は法人向けに非住宅分野の展開も見据えており、実務経験を積みながら幅広い領域での活躍を目指していただけます。

また福利厚生制度の一環として資格取得支援制度『おうちのプロ養成制度』を設けており、働きながら資格取得にチャレンジする社員も多くいます。この制度では、一人ひとりのキャリア形成を応援するために、資格学校受講料を立て替え、合格者には合格祝金を支給します。

すでに建築士の資格を取得されている方はもちろん「今後建築士の資格を目指したい」という方も、ぜひアイダ設計の仲間とともにキャリアビジョンの実現を目指してみませんか?

社員一同、エントリーをお待ちしています!

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