



アイダマガジン
MAGAZINE
用地開発部の仕事とは

アイダ設計の用地開発部について仲田典史部長にお話を伺いました。
住まいの想像と提供を循環させていく

――用地開発部の仕事内容を教えてください。
まず用地開発とは「用地仕入れ」のことで、家を建てるための土地(用地)を仕入れることです。アイダ設計の用地開発部では、用地の購入と区画割り、住宅用地が売れるまでの現場管理が主な仕事です。
「用地の購入」の具体的な流れは、以下で行います。
・情報収集
・現地調査
・価格交渉
・仕入れ
まず不動産業者や不動産売却を検討している方などから売地の情報をいただくために、営業をかけていきます。飛び込み営業で情報をいただくためには信頼関係の構築が大切なため、日頃からの誠実な対応が求められますね。次に、仕入れたい土地が見つかれば、土地の土壌や近隣環境などの現地調査をして、価格交渉を行います。美味しい土地は他社との価格競争が激しくなるため、スムーズに進める交渉力が重要です。情報収集から価格交渉までスピード感をもって進めることで、良質な用地を確保できるのです。
そのあと、仕入れた用地は、どこに住宅や公園、道路を配置するのがよいかを考え「区画割り」を行います。自分が考えた区画割りがそのまま街並みになるんです。区画割りによって住み心地が変わるので、売れ行きを左右する重要な仕事だと思っています。
また用地を仕入れたらそれで終わりではなく、プロジェクトの全体像を把握し、用地が売れるまでの現場管理を行うのも仕事の一つ。土木部と用地の造成について調整をしたり、設計部と間取りについて打ち合わせをしたりと、他の部門との連携を密に取りながら進めています。
――用地開発部はアイダ設計においてどのような役割を担っていますか?
分譲住宅の建築においてプロジェクトの出発点を担っています。用地を仕入れて初めてプロジェクトが進行しますし、仕入れた用地の良し悪しが会社の利益に直結するので、責任は重大です。
――用地開発の仕事において大切なことはなんですか?
思い描いた住まいを現実にする技術を、絶えず磨くことです。
用地開発部の指導方針に「自分が携わった用地が、その後どうなったか見に行くといい」というものがあります。当時自分が思い描いて、さまざまな苦労を経て提供した住宅が、どのようになっているのかを確認するようにしているんです。
そうすることで、自分の目で見たものが更なる想像力の糧となり、その想像力がよりよい住まいの提供につながっていく。
このように住まいの想像と実現を循環させていくことが、用地開発部における仕事の根幹であると考えています。
何もないところから暮らしを思い描く

――どんな場面でやりがいを感じますか?
自分が携わった住宅に、実際にご家族が住んでいるところを見るとやりがいを感じます。「こんなふうに暮らしてほしいな」と思い描いていた住宅で、お客様がどんな様子で生活しているのかは、やはり気になるものなんですよね。
仕入れや現場管理に苦労した住宅ほど、思い入れも強くなります。
そうして何年か経って近くを訪れた際に、ご家族が幸せそうに住んでいるのを見たときが、一番嬉しいです。
――用地開発部の仕事で得られるものはなんですか?
用地開発部では多くのものが求められます。業者から用地を仕入れる交渉力はもちろん、造成/間取り/設計/建築の専門的な知識や、都市計画法/建築基準法といった行政的な知識も必要になります。正しい知識がないと、お客様の生活を想像することができませんからね。
はじめは大変かもしれませんが、その分得られるスキルや想像力は、かけがえのない自分の財産になりますよ。
――用地開発部が今後挑戦していきたいことを教えてください。
少しでも多くの方に理想の住まいを提供していきたいですね。プロジェクトを進めていく上で、書類確認や行政との調整に時間がかかるときがあるので、効率よくプロジェクトを進行させたいです。
また今まで用地開発部の仕事は分譲住宅用の用地の仕入れがメインでしたが、今後は注文住宅用の用地の仕入れにも力を入れていく予定です。
注文住宅は個人のお客様の希望を叶える住宅なので、金額やエリアなどの条件がかなり限定されたものになり、その分用地を見つけるのが難しくなるんです。お客様と直接やりとりをする営業部とも、情報共有を密にしていく必要があります。
これまでたくさんの現場に足を運んで得た知見を活かして、営業部のフォローしていければと思います。
みんなで情報を共有して乗り越える

――用地開発部では、どんな社員が活躍していますか?
困ったらメンバーを頼り、物ごとを前に進めていくことができる人が活躍しているように思います。業務のなかで疑問が生まれたとき、一つのことにこだわりすぎると仕事が進まなくなってしまいますよね。
用地開発部のメンバーはそれぞれの得意分野を持っているので、それらを十分に活用できるように、役職や年齢にとらわれず気軽に質問や相談ができる空気を作っていきたいです。
――用地開発部が求める人物像を教えてください。
用地を仕入れる際に、しっかりとお客様の暮らしを思い描ける人です。
たとえば若いご夫婦がお住まいになるのであれば、間取りや日当たりを想像するのはもちろん、お子様が生まれた後のことを考えて、幼稚園や小学校が近いかなど近隣環境にも配慮します。
「この用地にお客様が住んだらどういう生活になるだろう」といった、何もないところからお客様の暮らしを思い描く想像力こそが、この仕事で1番大切なスキルだと考えています。
――エントリーを検討している新卒や中途の方へ一言メッセージをください。
用地開発部は、分譲事業の出発点の役割を担う部署。この仕事がなければ家は建たない、大きな責任とやりがいのある仕事です。
わからないことがあっても、それぞれの得意領域の知識を持ち寄り、みんなで乗り越えていけるので心配は要りません。お客様のよりよい暮らしのスタートに携わりたいという方は、ぜひエントリーしてみてください!
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