アイダマガジン

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仕事紹介

設計部の仕事とは

お客様が頭に描く理想の住宅。それらをコミュニケーションで紐解き、図面に表現する仕事が「設計」。今回は、アイダ設計の大槻智輝常務執行役員にお話を伺いながら、設計部の仕事内容についてご説明します。

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設計の仕事内容とは

設計の仕事は、分譲住宅か、注文住宅かによって業務内容が異なります。それぞれ、詳しくご説明します。

分譲住宅の設計

分譲住宅の設計の仕事内容は、大きく以下の2つに分けられます。

  1. 外観・内装のデザイン
  2. 施工に必要な実施図面の設計

外観・内装のデザイン

分譲住宅といっても、規格化されたプランで建設するのではなく、一棟一棟が異なるプランや外観を持ち、かつ街並みとして統一感があるような設計を行います。個性のある家づくりにこだわりながら、現場からの要望の反映や製図を、子会社と協力して行っていきます。

施工に必要な実施図面の設計

施工に必要な実施図面の設計も、設計の仕事の一つです。分譲住宅は設計から工事着工までをスピーディに行うのが特徴。速やかに工事に着工できるように、工事図面や確認申請図面の作成、法規および条例に基づく建築確認申請を行います。

注文住宅の設計業務は、お客様それぞれのご要望をもとにした住宅づくりになるため、分譲住宅の場合よりも多くの時間と工数がかかります。

例えば、お客様の家族構成やライフスタイルによって、最適な間取りは異なりますし、お客様から「明るい室内にしたい」「バリアフリーを重視している」などの要望も可能な限り設計に反映します。

注文住宅の設計

一方で注文住宅の設計の仕事内容は、大きく以下の3つに分けられます。

  1. お客様との打ち合わせ
  2. 住宅の設計
  3. 事務手続き

お客様との打ち合わせ

注文住宅の設計では、お客様のご要望を反映させた住宅づくりをするのが特徴です。そのため、お客様に希望の間取りや設備、デザインなどをなるべく詳細にヒアリングすることが非常に重要な業務の1つとなります。

「どんなデザインの家にしたいか」「どんな構造の家が理想か」「予算はどのくらいか」などの意見を聞き、アイデアを出し合いながら建物のイメージを具体的なものにしていきます。

住宅の設計

お客様との話し合いをして建物のイメージが決まったら、それをもとに設計図面を作成します。CADという設計ソフトを使って図面を描いたり、手作業で描いたりと方法はさまざまですが、適切な方法を用いて建物の構造を大まかに具体化させていきます。そのあとは、階段や柱などの細かなデザインを決めていき、お客様のイメージにぴったりな建物の設計図を完成させます。

事務手続き

注文住宅の設計ではゼロから住宅を作るため、いわゆる設計業務以外に、契約内容とプランの整合性をチェックしたり、建築基準法に関わる確認検査まわりの対応など、業務内容は多岐にわたります。工事が全て完了したら、お客様が立会いのもとで設計書に食い違いがないかや汚れや傷などがついていないかを確認し、お客様から費用をお支払いただいて引き渡すまで責任を持って対応を行います。

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アイダ設計の設計部門とは

では、実際に設計部門についてアイダ設計の大槻智輝常務執行役員にお話を伺いました。

住宅づくりの根幹を担う部署

――設計部はアイダ設計においてどのような役割を担っていますか?

アイダ設計は、各専門部署によるトータルした管理体制で住宅をつくっており、設計も自社で内製しています。当社はもともと設計事務所として創立された歴史があるため、設計には今も力を入れています。設計部の主な業務は、基本的な住宅プランの作成、外観・内観のデザイン、建設現場の施工に必要な図面作成など。まさに住宅づくりの根幹を担う部署です。

――他の部署と連携する場面はありますか?

設計はさまざまな部署と連携して仕事をしています。

たとえば、建設予定地については、用地開発部から情報を収集します。エリアを担当している営業部からは、分譲地の環境やコンセプト、お客様のご要望や留意点などを共有してもらいます。実際に図面を引いた後は、建設部や土木部と連携して「ここが収まらないので、このように変更したい」といった現場からのフィードバックをもらい、図面を修正することもあります。

お客様の人生の一部を設計

――設計部ではどのようなスキルが身につきますか?

提案力やコミュニケーション能力です。打ち合わせでお客様の本音を引き出したり、図面を書くことにとどまらず「住まい方」のご提案をしたりと、設計の基本的な知識や技術を身に付けること以上の経験ができます。

また最近は、住宅や建築の専門的な領域について知識のあるお客様が増加傾向にあり、お客様を通じて最新情報や知見を得る機会も増えています。

――設計の仕事のやりがいはなんですか?

お客様の「一生に一度の買い物」に大きな影響力をもつことです。自分の提案次第で、お客様の住宅を良くすることもできますし、悪くしてしまうこともあります。責任のとても大きい仕事ですが、視野が広がり、人間としてもたくましく成長できると思います。「お客様の人生の一部を設計している」といってもいいかもしれません。

また住宅のコンセプトづくりから携わる場合は、企画の良し悪しで販売成績が顕著に出ます。立地や価格が一見不利でも、企画が良ければ売れることもあり、モチベーションにつながります。お客様に喜んでもらうのはもちろん、販売担当の営業から「あの企画、売りやすかった」と言ってもらえるととても嬉しいですね。

――今後、設計部として挑戦していきたいことはなんですか?

まず注文住宅の設計においては、「お客様のための設計士」という側面を強化していきたいです。

これまでは、契約から図面の確定まで、お客様との打ち合わせはほとんど営業部が行ってきました。そのため、引き渡しまでの工数が多く、時間がかかってしまうのが課題です。そこで、設計士が早い段階からお客様との打ち合わせに入り、お客様のライフプランにあった間取りプランをご提案することでお客様に満足していただける住宅の提供ができるようにしたいと考えています。

「営業部が現場でどのような悩みを抱えているのか」「どのような設計であれば営業部の仕事がしやすいのか」こうした互いの思いや仕事のつながりは、近くで肌で感じなければ分かり合えないものです。それぞれの仕事をよく理解した上で、業務の棲み分けを最適化することで、より働きやすく、よりお客様にご満足いただけると考えています。

分譲住宅においては、設計士を全国の各エリアに配置し、現場に根づいた住宅づくりの体制を整えていきたいです。

現在は人手の問題から分譲住宅の設計士がいくつかの拠点に集中しており、なかなか現場に足を運べず図面を引くケースや、問題が発生しても現場を直接確認しに行けないこともあります。こうした状況を改善するため、全国どのエリアでも、現場の近くで設計士が設計できる体制づくりを進めています。

また、現在は個人のお客様が中心ですが、今後は法人に向けた仕事も展開したいと思っています。設計の専門的な知識も交えた打ち合わせができるよう、非住宅の分野の設計ができる人材も育てていきたいです。

知識や技術はあとからついてくる

――設計部が求める人物像を教えてください。

目的やビジョンを持って積極的に行動できる人です。どんなに知識があったとしても、その知識の使い方や身に付ける目的を理解していなければ、技術として適切な形で業務に取り入れることはできません。センスが良くても、行動力がなければセンスを活かすことができないですよね。

知識や技術は実戦で経験を積めばあとからついてくるので、自分自身で動機付けをして行動できることが重要だと思います。

――最後に、エントリーを検討している方へメッセージをお願いします。

信念があれば、やりたいことに自由に挑戦できる環境です。ただ「やりたいこと」ではなく、根拠のある「やりたいこと」であれば、しっかり会社はバックアップします。

もちろん今なにか「やりたいこと」が明確になくても大丈夫です。さまざまな案件を経験したり、一級建築士などの資格を取得したりすることで、少しずつ見えてくるはずです。自分の夢を“設計”中の方、ぜひアイダ設計で実現してみませんか。

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