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注文住宅建設ストーリー【前編】

お客様との出会いから注文住宅の完成までの、各部署の仕事とその裏側にある思いを追っていく、注文住宅建設ストーリー。

注文住宅が建つまでの流れを全7工程に分け、各部署の仕事内容や普段気を付けていることなどを前後編にわたって解説していきます。

前編である今回は、①ご来店されたお客様の接客をする営業部、②お客様の要望を設計図へ落とし込む設計部、③無事に完成した設計図を次の部署へ引き継ぐ営業部と設計部、の3つの工程について詳しくご紹介していきます。

店舗へ来てくださったお客様から要望を聞き出し、ご契約へ繋げる

お客様が店舗へご来店されたら、建てたい家の広さや外観、予算などのアンケートにご記入いただき、モデルルームをご案内します。その後、アンケートをもとに建てたい家のご要望を細かくヒアリングし、お客様のライフスタイルに合った仮の設計プランと概算見積もりを作成。お客様の理想の家を形づくっていきます。

「ご来店されたお客様の中には、今まで家についてご家族で話し合う機会がなかった方が多くいらっしゃいます。そうしたお客様にとっては、営業から細かい要望をヒアリングされる場が、建てたい家について初めて具体的に考え、話し合う機会になります。

そのため、間取りや各設備の商品など一つ一つの要望を丁寧に聞き出し、お客様が本当に求めている住まいの形を一緒に探していくことを心がけています。お客様の潜在的意識まで寄り添った提案ができていたら嬉しいですね。」

お客様へヒアリングをしながら設計プランの修正を重ね、細かい内容を詰めていきます。
設計プランがある程度完成したら、次に全ての要望を拾い上げ、膨れ上がった見積もり金額をどこまで削っていくかを調整。最後に本見積もりを作成し、予算金額との折り合いがつけば無事ご契約へと繋がります。

「決められた予算内で、いかにお客様にとって良い住まいを作れるかが大切です。お客様の要望を叶えつつ費用を抑えたものをご提案できるように、キッチン・お風呂などの設備や壁紙・タイルなどの商品について常に勉強する日々ですね。提案の引き出しをできるだけ多く用意しておくことが、お客様からの信頼感に繋がると意識して取り組んでいます。

お客様は、弊社だけでなく、たくさんのハウスメーカーや不動産会社のプランと予算見積もりを出してじっくり検討されます。そのため他社の提案との違いを日々研究し、時には自身が客として他社の店舗やモデルハウスへ出向き、分析することも。
また設備や商品を提案していく中でお客様が迷われている場合は、いくつかの組み合わせパターンをご用意して、納得のいくものを選んでいただけるように工夫しています。」

お客様の理想の家を突きつめていく

お客様とご契約を結んだ後は、営業部から設計部へと引き継がれます。設計士の視点から見た設計プランのブラッシュアップを行い、細かい設計図を作成します。

「設計士という仕事の一番の醍醐味は、自分が設計した家に20年、30年と住んでいただけるところにあるので、要望をできるだけこぼさずに整理し、収まりを考えながら住みやすい家を設計しています。

また最近では、ご契約前のプラン内容を詰める段階から、設計士がお客様とお話しすることが増えてきました。お客様の要望をダイレクトに受け止められる時間が増えることで、よりお客様の理想に近い設計プランを提案できるように。さらにご契約から建設までのスピーディな対応をご提供できるように、できるだけ早い段階から営業部との連携を行えるように取り組んでいます。」

細かい設計図を作成するにしたがって、お客様のこだわりも強くなっていきます。間取り図や平面図だけでは書き足りない場合は、詳細図を作成したり内観のパースを作成したり。お客様の要望をできるだけ図に落とし込んで、実際に建つ家のイメージを湧きやすくします。

「設計士である私たちは、お客様に対してプロという立場であるため、専門的用語をなるべく噛み砕き、分かりやすく丁寧にお伝えすることに気をつけてお話ししています。

またお客様にとって理想の家を建てることはとてもワクワクして楽しみなもので、あれを付けたい、これをやりたいなどと要望がたくさん出てきます。しかしそれらの要望を全て網羅するわけではなく、なぜそうしたいのか?という思いを聞いた上で、それであればこうしたほうが良いですよと的確なアドバイスを送るよう心がけていますね。

理想の家を作り上げたいという気持ちはお客様だけでなく、設計士や営業など家に関わる全ての者が持つものです。そのために、必要なアドバイスやお伝えしなければならないことは、きちんとご説明する姿勢を大切にしています。」

細かな設計図が完成したら、ついに建設開始

完成した設計図での建築が法的に可能かを調査し、確認申請を行って許可を取れば、いよいよ建築開始。無事に完成した設計図をプレカット事業部と建設部に引継ぎます。

「お客様の理想がきちんと建設部へ伝わるように、引き継ぐ図面にお客様のご要望が抜かりなく反映されているか、という視点を持つことを常に心がけていますね。

この引継ぎを丁寧に行わないと、お客様から具体的にご説明いただいたイメージが建築現場で再現されないこともあります。そのため間取り図や詳細図で事足りない場合は、直接申し送りをしたり別紙やパースで表現したり。その住宅が建ちお客様に使っていただくところを想像し、喜んでいただける住宅になるようにという思いを込めて、営業部から受け取ったバトンをプレカット事業部と建設部につなぎます。」

今回は、営業部と設計部がお客様の理想の家を0から形にしていく過程を追ってきました。ここから、バトンを受け取ったプレカット事業部や建設部が、実際に家を「建てる」工程をスタートさせます。

後編では、④家の心臓部である柱を加工・運搬するプレカット事業部、⑤家を建築する建設部、⑥完成した家を引き渡す営業部と建設部、⑦お引き渡しが終わった後も手厚くサポートするサービス部、の4つの工程について詳しくご紹介していきます。

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